輸入を『ビジネス』として成立させる3つのチェックポイント

輸入や貿易っていうと、世界を股に掛けたビジネスで、夢と浪漫に溢れた恰好良いイメージがありますよね。当然ながら『いつかは輸入ビジネスを始めてみたい…』と憧れている方も多いでしょう。 でも身も蓋もない話ですが、夢と浪漫だけではビジネスは成立しないということも忘れてはいけませんよね。

輸入を単なるお小遣い稼ぎや転売などの副業ではなく、本業として起業するなど、ちゃんと輸入を『ビジネス』として成立させるには、早い段階で収益性をきちんと見極めることが大切です。 

 

輸入ビジネスはお金じゃない!?

こういう現実的なことを言うと、輸入ビジネスにチャレンジしたい方の中には、『お金じゃないんです。好きなことをビジネスにしたいんです!』とおっしゃる方もいます。もちろんビジネスを継続するためには「好き」であることが大前提なのですが、私の個人的な意見としては、この考え方は非常に危険だと感じます。

輸入ビジネスは、好奇心が旺盛で海外志向が強い方にとっては、ビジネスで世界と繋がることができ、夢と浪漫に溢れ&ワクワクするような数少ないビジネスであることは間違いありません。ですが、ワクワク感や楽しさ、好きなことばかりに集中してしまい、金を儲けることがおざなりになってしまえば、好きなビジネス自体を継続することができません。これでは本末転倒ですよね。勿論、お金がいっぱいあって、道楽のような感じで楽しく輸入ビジネスを続けることができればベストですが、恐らくそんな金銭的な余裕は殆どありませんよね。

多くの人がはまってしまう『楽しいことや好きなことをビジネスに…』の落とし穴は、趣味の延長線で採算度外視になってしまったり、結果的にボランティアになってしまうことです。これでは、いくら頑張っても利益が出ずに疲弊してしまい、好きなことが嫌いになったり、最悪の場合、資金ショートなどによりビジネスが立ち行かなくなります。だからこそ、いま構想している輸入がちゃんとビジネスとして成立するのかどうか、現実的な収益性の見極めがかなり早い段階で必要となります。

 

輸入をビジネスとして成立させるための3つのチェックポイント

そこで、輸入をビジネスとして成立させるためにチェックすべき3つのポイントについて詳しくお伝えしていきます。

チェックポイント① 法的に輸入可能な商品か?

昨今、「コンプライアンス」という言葉は日本でもかなり浸透しています。コンプライアンスとは法令順守という意味です。輸入におけるコンプライアンスとは、簡単に言ってしまえば、法的に輸入が可能な商品か?さらにその商品が日本の規格基準に適合しているか?ということになります。例えば、海外で一般的に販売されている商品であっても、日本には日本独自の法律や規制があります。実際に輸入する前に、必ず法規制や輸入手続き、検査事項などをチェックしておくことが大切です。

また、お酒類や化粧品、マッサージ機など商品によっては輸入にあたり許認可が必要な場合もあります。こういったことを知らずに輸入すると、商品は海外から日本に到着したものの輸入許可が降りない、最悪の場合商品が現地に積戻されることになります。 これでは、もはやビジネスどころか100%損失となってしまいます。

個人がお小遣い稼ぎや副業で少量輸入して転売している場合は、コンプライアンス的な部分が見過ごされてしまうことが多いのですが、輸入を本業のビジネスとして成立させ、継続するためにはコンプライアンス違反は致命傷になりかねませんので注意が必要ですね。

 

 

チェックポイント② 関税率をチェックする

輸入品に掛かるコスト的な話をすると、日本に輸入されるあらゆる物に対して関税が掛けられます。関税率は、無税のものから20~30%位まで商品分類で細分化され、さらに原産国で異なるなど非常に細かく定められています。関税は輸入原価に対して課されますので、必ずコストとして見込んでおく必要があります。

この関税を見落とすと、かなり利益率に影響しますので痛いです。必ず事前に管轄の税関に関税率を確認することをお勧めします。

 

チェックポイント③ 輸送費を計算する

輸入に掛かる最も大きなコストは輸送費です。国際輸送に限らず、あらゆる物流に共通していることですが、基本的に容積が大きいモノや重量が重いモノの輸送コストは高くなります。逆に、小さくて軽いモノの輸送費は安くなります。 国際輸送も基本的には同じです。

従って、大きくて重い、けど商品価値(価格)が安い商品を取扱う場合は、輸送効率が悪い上、商品原価に占める輸送コストの割合が高くなるため、価格設定が非常に難しくなります。事前にきっちりと輸送コストを計算しておかないと後々利益が殆ど残らない、最悪赤字…なんてことになりかねません。 

逆に、小さくて軽く、高価なモノは商品原価に輸送コストが占める割合が低いため、それほど大きな問題にはなりません。 とは言え、輸入を検討している商品があれば、必ず商品の梱包サイズや重量を事前に確認することが大切です。

 

以上、3つのポイントを事前にチェックしておくと、後から予想外の損失やコストで泣くようなことはありません。 また、最初から収益性を意識しているため、販売価格の設定を見誤ることも、利益を取り損ねることもありません。

輸入を楽しく&ワクワクするビジネスとして成立させ、継続するためには、好きや楽しい部分だけに集中せず、商品を選定する際に、あらかじめ収益性を見込む客観的視点を持つことが大切です。

 

輸入をビジネスとして成立させ、起業するために

輸入をお小遣い稼ぎや副業ではなく、きちんと収益性のある「ビジネス」として成立させたい、輸入ビジネスで起業したい!と考えているのであれば、ぜひ専門家にご相談下さい。  

 

 

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