『違い』を受け入れると輸入ビジネスは上手く回り出す!

 

海外から見た日本ってどんなイメージでしょう?

 

恐らく私達が想像する答えは、

日本人は真面目でシャイ、礼儀正しい等でしょうか。

 

ビジネスシーンにおいては、

勤勉、時間を守る、団体行動が得意など

色々あると思います。

 

答えが正しいかどうかはさておき、

海外とのビジネスを成功させるには

この海外の視点から日本を俯瞰的に見ることが

とても重要になります。

 

実は先日、私はベトナム人経営者3名と

日越ビジネスマッチングについて

オンラインミーティングをしました。

 

多くのベトナム企業にとって、

日本企業との取引はとても魅力的ですし、

日本企業と取引実績のある企業として

自社の信用度UPにも繋がります。

 

従って、多くのベトナム企業は

日本との取引にとても前向きなのですが、

実はちょっと困惑する側面もあると言うのです。

それは、

===============

お互い貴重な時間を費やしているのに、

日本企業とミーティングをしても

次のアクションプランが何も決まらない!

話が進展しない!

とにかく返事が遅い‼

===============

と言ったものです。

 

ちょっと、ドキッとしますよね 汗

 

そうなのです。

日本の多くの企業では、

よほどのワンマン経営者かひとり社長でもない限り

基本的にその場で具体的な

意思決定をすることは殆どありません。

話を聞いて、一旦持ち帰ることが多いと思います。

 

対して、ベトナム人経営者は、

即断即決とは言わないまでも、

少なくとも次の具体的なアクションプランや

期日を決めるなど、

ミーティングに何らかの目に見える成果を求めます。

 

つまり、ここで両者の間には、

何も決まらない⇒『一旦持ち帰り』

話が進展しない⇒『検討中』

返事が遅い⇒『社内調整または稟議が必要』

 

と、捉え方に大きな違いがあります。

 

結果として、

ベトナム人経営者は、

何も話が進まずに

ただ時間だけが無駄に過ぎて行く

と苛立っている

 

のに対し、

 

日本人経営者は、

一旦持ち帰り、慎重に検討した上で

社内調整に入っている

から話を進めていると思っている。

 

この『違い』が困惑の大きな原因です。

 

異文化の違いに悩む

 

そして、これにはベトナムと日本の

2つの異なる文化間の

『商習慣の違い』が大きく影響しています。

 

実は、このような異文化に対する

配慮や理解が足りずに相手との関係性に軋轢が生じることは、

今回のベトナム人経営者に限った話ではないのです。

 

よく、『日本の常識は世界の非常識』

なんてフレーズ聞きませんか?

 

各国の常識が違うのは、

文化や習慣、価値観などが違うので

当たり前です。

 

そして、どちらが良い悪いではなく、

単純に『違う』の一言に尽きます。

 

でも、ことビジネスにおいて

世界の企業の日本あるあるでは、

日本との取引は難しい

時間ばかり掛かって話が前に進まない

どこまで本気か理解できないから対応するのが面倒

 

日本企業は面倒 

 

という、かなり否定的な見方が多く存在するのも事実です。

これは意外とショックですよね…

 

『違い』はとかく否定的に捉えられます。

従って日本では常識であっても

世界の多くの国では非常識である場合、

「世界の常識」に意識を向ける方が

得策と言えます。

 

輸入ビジネス、輸出も然りですが、

海外とのビジネスを成功させる秘訣は

日本の当たり前や常識を疑い

世界の常識を受け入れる

『柔軟性』を持つことです。

 

そのためにも、常日頃から

日本⇒海外、海外⇒日本の双方の視点から

自分の立ち位置を俯瞰して見ることを習慣づけ、

『違い』を敏感に察知する能力を

高める必要があります。

 

その上で、『違い』を受け入れる柔軟性

つまり、懐の深さを磨き続けると良いですね。

 

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