輸入ビジネス no 世界は誰の仕事でできている?
一昔前に流行った
缶コーヒーのジョージアのCMを覚えていますか?
「世界は誰かの仕事でできている!」
このキャッチコピーが私には衝撃的でした。
「誰かの仕事でできている」と聞くと、
支えられている感じがすると同時に
ちょっと他人事のような気もします。
私が携わる輸入ビジネスでは、
輸入を自分のビジネスにするって
スケールが大き過ぎて想像できないし
全くピンッとこない!
このように考える方、とっても多いです。
輸入、貿易、海外ビジネス…
どれも自分には関係ない別世界
なんて本気で思っていたら、相当危険です。
いったい、いつの時代に生きているのやら…笑
ちょっと周りをグルッと見渡してみて下さい。
Made in Japanがどれくらいありますか?
私の周りには、残念ながら
純度100%のMade in Japanのものは
殆どありませんでした。
当然、皆さんの身の回りには、
自分の好きなもの
心地良い、快適にしてくれるもの
気分を上げてくれるもの
便利なもの、無くては困るもの
など、きっとこだわりのある
お気に入りのモノで
満ち溢れていると思います。
もちろん個人の好みもあるので
もしかすると、私は日本製しか買いません!
という方も存在するとは思いますが、
極めて稀です。
しかも、本当に日本製だけで生活できるのか
甚だ疑問です。
実は、国内で販売されている製品のうち
何%が輸入品かを示す数値で
輸入浸透率というものがあります。
私達が生きていく上で欠かせない
衣食住に関する輸入浸透率の平均値は、
なんとっ、63% だそうです。
どうりで、身の回りにMade in Japanが少ないハズ。
私達の生活は、半分以上輸入品で
支えられているのですから。
つまり、輸入品は特別なものでも何でもなく
むしろ日本製以上に市場を占領している
メジャー(多数派)側だったんですね。
これを、輸入ビジネスや貿易なんて、
私には無関係の世界だ
私が手を出す世界ではないと
はなから選択肢から外してしまうと
折角のビジネスチャンスを見逃してしまいます。
「世界は誰かの仕事でできている!」
「誰かの仕事」では、やっぱり他人事のままです。
でも、この「誰かの仕事」が
市場の多数派を占めるのであれば
少し目線を変えて
「誰かの仕事」を「私の仕事」に変えることが
チャンスを掴むことではないかと思うのです。
つまり、自分事として捉えてみる。
「世界は私の仕事でできている!」
と考えてみてはどうでしょうか?
今までは、「誰か」が輸入した商品で
支えられ、与えられていた生活を
今度は「私」が輸入した商品で
「誰か」の生活をより豊かにする
新しい世界を創ることができます。
自己満足かも知れない。
けど、こう考えた方が浪漫があって
楽しいし、面白いですよね?
そんな浪漫を感じられるのも
輸入ビジネスの醍醐味なのです。
輸入ビジネスを通じて「私の仕事」で、
日本をもっと盛り上げて行きませんか?
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自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。