売れる or 売れない? 輸入ビジネスは賭けではない理由
輸入ビジネスにおいて
新しい商品を世の中に出す時、
それが「売れる」か「売れない」か、
経営者としては最も大きな関心事となります。
ただ残念ながら、販売する前に
その商品やサービスが売れる or 売れないか
それは正直、誰にも分かりません。
つまり、商品を仕入れる時点では
「賭け」のようなものですね。
先日も、お客様からのお問い合わせで
これから輸入を検討している商品について
「この商品売れますかね?」
との質問を受けました。
もちろん、過去の経験則から
「売れそうな」商品になるかを判断する
材料はいくつも持ち合わせていますが、
それらはあくまで予測です。
そして、「売れる」 or 「売れない」は
単なる結果です。
本来であれば、
「売れる」 or 「売れない」の間に
「どうしたら売れるか?」を考える
無数のプロセスが存在しています。
そして、そのプロセスにおいて
「売れる」ためにどういう手が打てるか
どんな選択をするかによって
「売れる」 確率を上げて行くのが
本来の輸入ビジネスです。
皆さんの輸入ビジネスには
商品が「どうしたら売れるか?」
作戦を考え、実行するバッファ(余裕)が
ありますか?
例えば、商品を売るための施策として、
・ SNS等で投稿し情報拡散
・ アフィリエイト
・ インフルエンサーマーケティング
・ 販売促進用のギフト(おまけ)配布
・ 特別価格等のキャンペーン
・ イベント出展
など色々なことが考えられます。
でも、これらの施策を講じるには
それなりの時間や労力、費用負担が
必要となります。
つまり、輸入ビジネスで「売れる」商品に
育てるには、これらの負担を吸収できる
十分なバッファが確保できる商品を
選ぶことが輸入ビジネスの肝となります。
ここで言うバッファ=利益率です。
十分な利益を確保できているからこそ
しっかりと施策を講じることができ、
商品が「売れる」好循環が生まれるのです。
逆に、十分なバッファのない商品では
施策を講じるための選択の幅が
極めて限定されているため
黙って見ていることしかできません。
これでは、「売れる」 or 「売れない」か
どっちかに「賭け」て、
じっと結果を待っていることと同じです。
これでは勝率は五分五分
輸入ビジネスとしてはリスクが高すぎます。
例えば、誰でも簡単に参入できる
単純に価格差だけを狙った
海外せどりや転売ビジネスでは
バッファ(余裕)が殆どありません。
利益率が約10%~15%と言われる中、
自ら「売れる」ための施策を
講じることができないとなると
価格のみで勝負することになるため
価格競争が激化します。
こういった状況では、
・既に売れている商品か
・いかに安く仕入れるか
・いかに誰よりも早く売り抜けるか
という極めて短期的な視点で
ビジネスを展開することになります。
これではハッキリ言って、
勝算の低い消耗戦ですし、何よりも
ビジネス本来の、プロセスを考え
「創造」する楽しみを味わうことができません。
もし、今、輸入ビジネスで取扱っている商品の
利益率が低く、「売れる」ための施策を講じることが
できていない場合は、
商品選びから見直した方がいいかも知れません。
どんな輸入商品で、どう進めれば
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自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。