ずっと円安…今後の輸入ビジネスのトレンドについて
先日またまた円安が加速し、1ドル=145円台に突入しました。いまも145円付近をウロウロしている状態です。2023年もずっと円安傾向が続いています。
貿易に携わる身としては、今後の輸入ビジネスにも関わる結構大きなニュースだと思うのですが、昨年3月~10月に掛けての急速な円安と比べると、ニュースでもそれほど大きな騒ぎになっていないな…と感じます。
感覚的に、1ドル=135~140円にみんな慣れてきたのでしょうか。はたまた昨年、瞬間的に1ドル=150円突破を経験したから、感覚が鈍くなっているのか…
2022年3月以前までの1ドル=110円前後と比較すると、単純計算で25%以上の値上げなんですけどね。
なにが言いたいかというと、「慣れ」ってスゴいなということ。
円安に「慣れ」てしまったのか!?
昨年は、毎月のように〇月から〇〇品目が一斉値上げ!といったニュースを目にして
大騒ぎしていたのにもかかわらず、最近は値上げがあっても消費者の反発はゼロとは言えませんが、反応は以前と比べると確実に薄くなっています。
モノの値段が高くなった!とはリアルに感じるものの、この円安の状況に「慣れ」てしまったのか、仕方ないよね…と消費者をはじめ、みんな値上げに対する耐性ができてきたのではないかと、そんな気がます。
今後の輸入ビジネスのトレンドについて
実は先日、あるドイツ企業との商談に参加し、その際にCEOがとても面白い視点で日本市場を分析していたので、共有したいと思います。ちなみに、そのドイツ企業は日本をはじめ世界中に製品を輸出しています。
皆さんもご存じの通り、2022年から原材料の高騰や人件費の上昇により、世界中でインフレが加速しており、これはどこの国でも状況は同じです。
その中で、
ドイツのインフレ率は約8%。
日本のインフレ率は約4%。
このような状況であるにも関わらず、ドイツ国内の売上はほぼ横ばい、対して日本は大幅に下落です。
CEOの市場分析では、ドイツでは、ある程度インフレに対する耐性ができており、消費者がこの状況を楽観視しているため売上に大きな影響はなし。
対して、日本は過去30年間インフレを経験していなかったため、消費者による買い控えが起こり、売上に大きく影響した、とういうことが考えられます。ただ、日本の消費者も徐々にこのインフレの状況に「慣れ」、売上は回復するのではないか?という見立てです。
確かに、その通りですよね。「慣れ」というのは恐ろしいもので、30年もの間、モノの値段が上がらないデフレに慣れきってしまっていたため、昨年からの急激な変化やインフレは私たちには刺激が強過ぎ、怯んでしまいましたよね。
円安に「慣れ」てしまえば、チャンス到来!
でも不思議なことに、やっぱり徐々に円安による値上げに「慣れ」てくるんです。モノの値段が上がることに慣れてくる。
となれば、このインフレトレンドは輸入ビジネスに携わる方にとって大チャンス到来ですよね。
消費者はモノの値段が上がることに徐々に慣れてきているワケですし、特に為替に大きく左右される輸入品は、今買っておかないとまた価格改定されるかも…と思い、早期購買の後押しに繋がります。つまり、モノが売りやすくなるということ。
もし、まだ値上に踏み切れていない、まだ躊躇っているという方は、今からでも遅くないのでちゃんと値上げしてくださいね。
但し、値段が高くなっても「欲しい」と消費者から求められる価値ある商品であることが大前提です。そういった意味では、商品力の高い本物だけが生き残れる厳しい時代に突入したといっても過言ではありませんね。多くの消費者に価値を感じてもらえる、欲しいと求められる商品がどんなものなのか? 今、自分が扱っている商品は価値があるのか? この見極めができない…と悩んでいるのであれば、是非ご相談ください。
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自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。