ネガティブな人こそ、輸入ビジネスで成功できる!?
ネガティブな人こそ、輸入ビジネスで成功できる! なんて言うと、単なる励ましだと思いますよね。
実際のところ、色々と物事をネガティブに考えてしまって、なかなか行動に移せない。ましてや輸入ビジネスを立ち上げるなんて、恐怖を感じてしまう…という方が大半ではないでしょうか。逆に、輸入ビジネスで成功している人は、みんなポジティブで即断即決、グイグイとビジネスを推し進められる勇気ある人たちなんだろうと思ってしまいますよね。
しかも、一般的には「成功者=ポジティブ」の構図であって、「成功者=ネガティブ」なんて辻褄が合わないですよね(笑)
ところが、実際はネガティブな方が成功できるのです。
あのイーロン・マスクも実はネガティブ
「成功者=ネガティブ」の例を挙げるとすると、実は、テスラモーターズをはじめスペースX、ツイッター等を傘下に収め、いまや世界で最も成功している実業家の1人であるイーロン・マスク氏が意外にも、ネガティブな思考を持っている人物であることは、あまり知られていません。実際に、彼は「失敗する」ことを事前に想定しながら、テスラやスペースXを立ち上げていて、それで常識を覆すような大成功を収めているワケですから、既に実証済みです。
もう1つ例を挙げると、ユダヤ人って勝手ながら大富豪なイメージがありますよね。そんなユダヤ人の成功の秘訣を説いたタルムードの教えでは、考え得るあらゆるリスクを最初に洗い出し、最悪の事態を想定してから物事を判断するよう、徹底して教えを説いています。つまり、ユダヤ人はネガティブ思考からスタートする危機管理能力が身についていて、物事の良い面だけではなく、あらゆる別の視点から物事を捉えているワケです。
逆に、根拠のないポジティブ&楽観思考の方が、ビジネスなどで重大な決断をする上では危険と言えます。
ネガティブな視点を輸入ビジネスで活用する
ネガティブな視点を取り入れて、上手く輸入ビジネスで活用することが成功の秘訣です。
例えば、商品リサーチをしながら「なんとなく」商品を選んでいませんか?なんとなく売れそう、なんとなく気に入った、まぁ~なんとかなるでしょ… でも、これって何も根拠がないんですよね。この「なんとなく」は、裏を返せば何も考えていないワケですので、正直リスクしかありません。
じゃあ、何を基準に選ぶのか?ということになりますが、本来なら商品を選ぶ際には、
★ 新規性
★ 市場性
★ オリジナル性
★ リピート性
★ どこで売れるか?
など、様々な角度から商品の可能性をリサーチして、メリットやデメリットを比較しながら市場やニーズを把握する必要があります。様々な角度からメリット・デメリットを分析すると、デメリットの方が多く見えてしまうかも知れません。でも、それで良いんです!
わざわざ海外から商品を輸入するのに市場やニーズも理解せず、なんとなく売れそう、なんとなくピンッと来た、安いからなんとか売れるでしょ!といった楽観的な考えだけではビジネスを成功に導くことはできません。しかも、楽観視がすぎると見落としてはいけないリスクに気付くことができず、想定外のトラブルが発生した場合、問題が大事になってしまい、手に負えなくなります。
そこで、事前に「失敗する」であろう要素やリスクを徹底的に洗い出し、否定から入るネガティブ思考を輸入ビジネスで活用することで、必要以上に怖がることもなく、割り切って決断できるため、結果的にものごとを成功に導くことができるのです。
ネガティブな人が輸入ビジネスで成功するには?
とは言っても、色々とネガティブに捉えてしまって、結果なかなか行動できない…という方も多いでしょう。ネガティブな人がネガティブだけで終わってしまって、行動できなければ本末転倒ですからね。ネガティブな人が輸入ビジネスで成功するには、まずはこう考えてみてください。
「賭ける価値があるか?」
失敗する可能性だってあるけど、リスクは事前に織り込み済み。その背負うリスクとリスクを取った先にある未来とを天秤にかけてみて、挑戦する価値があるのかどうかという視点で考えるのです。
リスクの先にある未来の方が価値があると思えたら、必要なリスクを取る勇気が湧いてきて大胆な行動ができます。逆に、あまりにリスクが大きすぎるという答えに辿り着いたのであれば、諦めるのも一つの勇気ある決断です。
要は、良いところも悪いところもキチンと織り込んで、正しく判断することが大切です。そういった意味では、否定から入るネガティブ思考の方が正しい判断を導き出せますので、成功に近づけます。いつまでも決断・行動できずに棚上げ状態が一番勿体ないのです。
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自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。