トランプ氏勝利!! 輸入と切り離せない関税について
今春より支援していたインド大手企業の日本進出が決定し、いよいよ法人設立に向けて本格的な準備に入っています。
その関係で、つい先日インドから営業責任者が来日し、新規事業に必要な備品を揃えるため一緒に横浜駅のヨドバシカメラにショッピングに行きました。最近、私のパソコンの動きが
どんどん遅くなってきて、ちょっとストレスを感じてきたから、ついでに自分のパソコンも買い替えようかな…と考えていたら、いや~ビックリしました。
いま、パソコンって意外に高いんですね…
恐らく、最後にパソコン売り場をじっくり見て回ったのは、3年前。
明らかにスペックはUPしてるけど、価格は1.5倍くらいに跳ね上がっている(汗) そこそこ安かったら即買いするつもりが、一旦持ち帰って検討することに。結局、必要なモノであることに変りはないのですが、もう少し我慢。
そんな私の怯んだ態度とは対照的に、一緒にいたインド人は、なんとiPhone 16 Proを即買い!
※ 会社用ではなく、個人用です
いやっ、それは最新機種だよ!高いよ!
いくら大手企業勤務とは言え、インド人の彼のお給料からすると、きっと破格に高いハズ…
一瞬、冗談かと思ったし、もしくは円建でちゃんと計算できないのか?と心配したけど、彼は本気でした(笑)
輸入と切り離せない関税について
実は、スマホをインドに輸入する際には、輸入価格(送料・保険含む)に対して15~20%の関税が課されます。逆に、日本にスマホを輸入する場合は関税が掛かりません。関税FREEです。※ 関税と消費税は別物なので、10%の輸入消費税は掛かります
だから単純に考えて、インドで販売されているスマホより、日本で販売されているスマホの方が15~20%安くなるのです。しかも、外国人にはTAX REFUNDという免税制度が適用されるため、10%消費税は還付されます。
つまり、インド人の彼にとっては、日本でスマホを買う方が圧倒的にインドで買うより安くで手に入れられるワケです。それにしても、即決だったなぁ…
私、まだパソコン購入を躊躇っているのに…(笑)
関税と輸入ビジネスの関係
ちょうどアメリカ大統領選挙の開票結果が出て、トランプ氏が勝利しました。トランプ氏はすでに、米国への輸入品に対してまた大幅に関税を引き上げると公約に掲げていましたので、近い将来、関税率が見直される可能性が高いです。
ちなみに、関税率は誰が決めるかご存知ですか?
実は輸入関税(率)は国ごとに異なり、基本的には輸入国が独自で決めることができます。つまり、米国への輸入品に対してはトランプ大統領(厳密には米国政府)の意思で決めることができることになります。
日本への全ての輸入品にも日本政府が意思と目的を持って独自に決めた関税率が適用されています。しかも結構頻繁に改訂されています。
消費税とは異なり、関税は輸入品に掛かるコストです。つまり輸入事業でしっかりと利益を確保するには、事前に関税をはじめとするコストをきちんと把握することがとても大切です
逆に、関税や輸送費、保険料など掛かるコストを見誤ると、出るハズの利益が出ない、価格設定が適正から大きく逸脱するといった取り返しのつかない失敗を犯すことになります。
もし、輸入のコスト計算が正しくできているのか自信がない、法規制といった輸入のルールへの理解が曖昧な場合は是非お気軽にご相談ください。
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自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
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2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。