貿易は儲かるのか!? 輸入で儲けたいなら、たくさん売れない商品を選びなさい!
輸入貿易は本当に儲かる or 儲からない!?
輸入貿易は儲かるのか、儲からないのか? これから輸入ビジネスで起業や副業したい方にとっては、きっと一番の気になるところでしょう。
では、よく周りを見渡してみてください。恐らく、今このサイトを見るために手にしているスマートフォンやPC、デスク、照明、椅子など、大半のものが輸入品ではないでしょうか? もしかしたら今着ている服やマスク、デスクに置いているマグカップなんかも輸入品である可能性が高いですね。
実は、私達の身の回りにある約60%以上のものは海外で生産された輸入品です。私達の周りから全ての輸入品を排除したら、恐らく生活が成り立たなくなるのではないでしょうか?つまり、輸入商品が私達の生活を支えていると言っても過言ではなく、もはや輸入と私達の生活は切っても切れない関係なのです。
そのような深い関係にある輸入貿易のビジネスが万一儲からないとしたら、誰もそんなビジネスには手を出さないですよね。となると、きっと私達の生活は今頃Made in Japan(日本製)で溢れているハズです。ところが実際は、私達の身の回りは海外からの輸入品で溢れているという事実を踏まえると、輸入ビジネスは儲からないどころか、むしろ「儲かる」と考えるのが自然の流れではないでしょうか?
現実として、国産より輸入品の方が「儲かる」からこそ多くの商社や貿易会社が市場に存在しています。しかも20年振りの大幅な円安と騒がれている中でさえも、大手商社や多くの貿易会社が過去最高益を更新するという、この不思議。もはや儲かるという次元ではなく、「取りっぱぐれない」というのが正解なのかも知れませんね(笑)
スモールビジネスが手を出すと大失敗する輸入商品
客観的に捉えて、輸入ビジネスが「儲かる」ことはご理解いただけたと思います。では、なぜ輸入ビジネスは儲からないという真逆の意見が出てしまうのでしょうか?大手商社や貿易会社のような大きな会社しか儲けることはできないのでしょうか?スモールビジネスや個人事業主では儲けることはできないのでしょうか?
実は、輸入ビジネスが儲からないという方は、最初からそのビジネスの組み立て方や目利きした商品に問題があるケースが殆どです。特に、輸入ビジネスはモノが介在する物販ですので、モノ(商品)がビジネスの成否を左右する生命線となります。
そこで、まずはスモールビジネスが手を出すと大失敗する輸入商品の例をいくつか紹介していきます。
スモールビジネスが大失敗する輸入商品の特徴
ここでは、スモールビジネスやひとり社長、個人事業主が手を出すと大失敗する可能性が高い輸入商品の特徴について説明していきます。
- 多くの人が欲しがる、万人受けする
- 流行っている、大ヒット狙い
- 気軽に購入できる、安さが売り
つまり、たくさん売れる商品です。 驚きましたか?どうせ商売するなら、需要が高くて、多くの人が気軽に買える安い商品の方が売りやすいし、たくさん売れた方がビジネスとして成功するではないかと普通は考えますよね。ところが、これが大失敗の元なのです。
たくさん売れる輸入商品が大失敗する理由
実際、私が専門商社で勤務していた頃は、TVショッピングやカタログ通販、大手量販店向けに『大量に売れる』商品を海外市場で発掘して、独占販売契約を結び、日本に初上陸させるバイヤー兼交渉窓口を担当していました。
特にTVショッピングでは、1分間で何個売れているか、どんなキーワードに視聴者が反応するか、TVでどんな見せ方をしたら即オーダーにつながるか、こんなことがオンエア中ずっとリアルタイムでモニタリングされていて1時間で何千万円、何億円もの売上を上げる、そんな夢のあるビジネスでした。まさに、たくさん売ることを目標に戦略的に商品を選定し、大量に仕入れることで仕入価格を抑えていました。 もちろん、価値の高い良質な商品をできる限りお手頃価格でお客様に提供するという戦略に基づいてのことです。
但し、このビジネスモデルには以下のようなリスクが伴います:
- 仕入に多額の資金が必要
- 仕入が先行&資金回収までに時間が掛かるため、資金ショートしやすい
- 売れなければ大量の在庫の山
- 利益率が低い
いくら大きなビジネスチャンスが目の前にあったとしても、同時に資金繰りと在庫管理で大きなリスクを背負うことになります。特に、スモールビジネスが無理して薄利多売のビジネスに参入すると失敗の可能性が高くなります。
スモールビジネスでしっかり儲ける輸入商品
スモールビジネスやひとり社長、個人事業主が手を出すと大失敗する輸入商品がある一方で、逆に成功する輸入商品もあるのではないかと思いませんか?
大手商社や大手企業と同じ土俵で真っ向勝負したところで、残念ながらスモールビジネスに勝ち目はありません。ところが、しっかり儲かるのに絶対に大手商社や企業が手を出さない、スモールビジネスだからこそ成功する輸入商品というものがあります。その例をいくつか紹介していきます。
スモールビジネスでしっかり儲ける輸入商品の特徴
スモールビジネスにはスモールビジネスの勝ち方というものがあります。だからこそ、スモールビジネスでしっかり儲けて成功する可能性が高い輸入商品の特徴について説明したいと思います。
- 需要が限定されている、根強い人気のマニア向け
- 付加価値が高い、比較的高額
- 限定○○個などのプレミアム付き
つまり、逆にたくさん売れない商品です。
全く売れない商品ではなく、たくさん売れない商品ですので、間違えないで下さいね。要は、特定のニーズや需要が期待でき、商品の価値が理解できる優良顧客やファンだけにターゲットを絞った商品ということです。
たくさん売れない輸入商品を選ぶべき理由
スモールビジネスは、大手企業や商社と比べると資金力もマンパワーも殆どない訳ですから、大量に仕入れて大量に販売して…という薄利多売のビジネスモデルがそもそも成立しません。そこでたくさん在庫を抱えたり、厳しい価格競争に晒されるような高いリスクを負うよりも、厚利少売で無理のない輸入ビジネスを展開することが重要です。
ちなみに、たくさん売らない厚利少売のビジネスモデルには以下のメリットがあります:
- 仕入を最小限に抑えることができる
- 客層が良い。商品の価値や必要性を理解している
- 利益率が高い
- 資金繰りや在庫の負担が比較的軽い
特に、輸入ビジネスで起業したばかり、貿易や物販に慣れてない場合は、少量でもしっかりと利益の取れる商品価値の高い比較的高価格帯の「たくさん売れない」輸入商品を選んだ方が得策ですね。
スモールビジネスが輸入貿易で儲ける商品のまとめ
スモールビジネスが輸入貿易で大失敗する商品としっかり儲ける商品の違いはご理解いただけたと思いますが、再度違いをまとめて説明していきますね。
スモールビジネスが大失敗する商品は、そもそも幅広い顧客層をターゲットにして大量に販売するためのマスマーケット向け商品です。マスマーケットでのビジネスは資金力があり、商品を大量に流通できる販路を既に沢山持っている大手や中堅企業の方が圧倒的に有利です。 テレビCMで紹介されている商品や量販店等で販売されている商品を想像してもらうと分かりやすいですね。 大量に商品を売るということは、それだけの宣伝広告やマーケティングにも巨額の投資をしています。
この大手企業や商社が狙う大きな市場をターゲットにした商品と個人やスモールビジネスが狙うべき商品は全く別物です。特に、貿易や輸入ビジネスで起業したばかりの方は、商品が安いからたくさん売れるし、商品が安いから失敗しても損失が小さいと考え、輸入商品を選んでいると思いますが、残念ながらこれが逆効果で大失敗に繋がります。
反対に、個人やスモールビジネスが輸入ビジネスでしっかり儲けるために選ぶべき商品は、特定の客層やニッチマーケットをターゲットにした『たくさん売れない』高付加価値&高価格商品です。 ここは市場規模が小さいので、絶対に大手企業や商社は参入してきません。
この最初の入口戦略を間違えてしまうと、本当は儲かる輸入ビジネスのハズが、まったく儲からない輸入ビジネスへと転落してしまいます。輸入商品を選定する段階から戦略的にビジネスを組み立てることが重要ですね。
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自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。