輸入ビジネスでOEMは本当にBESTな選択? 3つの条件をチェック!
自分だけのオリジナル商品の必要性
ライバル社がいなかったら、
競合商品が存在しなければ、
もっと簡単に儲かるのに…
って、ビジネスをしていたら誰でも思うハズ。
狭い市場にライバルが増えて
競合する商品が次々に出回ると
すぐに市場は飽和状態となり、
激しい価格競争が起きます。
もう、こうなると我慢比べですよね。
最後の一人になるまで、
この戦いは延々と続くワケですが、
数の原理で勝敗が分かれるため
価格競争になってしまうと
残念ながらスモールビジネスには
勝ち目はありません。
もっと簡単に売れると思ったのに…
予想に反して、全然儲からない…
など厳しい現実を目の当たりにして、
市場から撤退していく人や企業を
今まで沢山見てきました。
そして、撤退に追い込まれたケースには
実はある共通点があります。
それは、「皆と同じ」もしくは「同じような」
商品で勝負していたということです。
特に、スモールビジネスの場合は
「皆と同じ」はリスクでしかなく、
むしろ「自分だけ」という排他的な条件
が必要なのです。
つまり、競合他社が真似できない、
他社ときっちり差別化できる
「自分だけのオリジナル」の商品を
確保することがカギとなります。
こういうお話をすると、
『じゃあ、自分で作るしかない!』
と思いますよね。
それはある意味、正解ですし
選択肢の1つではあります。
実際に、工場を持たなくても
生産委託というカタチで
自分の商品を作ることはできます。
例えば、技術やノウハウ、設計図等
を提供して、他社に生産を委託する
OEM生産。
メーカーが企画開発した商品に
デザインや色、ロゴなどに変更を加え
生産にかかるほぼ全ての工程を外注化する
ODMやPB(プライベートブランド)
など幾つかの方法があります。
生産委託であれば、設備投資をせず
自分だけのオリジナル商品を簡単に
作ることができます。
OEMやODM、PBの注意点
実際に、私が専門商社で
商品の企画開発に携わっていた時は
OEMやODM生産で
自社のオリジナル商品を開発したり、
PB商品を製造委託で作っていました。
ハッキリ言って、資金さえあれば
自分だけのオリジナル商品は
誰でも簡単に作ることはできます。
そして、オリジナル商品を作るって
想像以上に楽しくてワクワクします。
自分で企画やデザインしたものが
実際にカタチになり、
世界に一つだけのオリジナル商品として
この世に誕生することは本当に感動的です。
ただ、OEMやODM、PBには必ず
リスクというものが存在します。
既製品ではないオリジナル商品を作るには、
通常MOQ(= Minimum Order Quantity)
つまり、最低発注数量が求められます。
モノにもよりますが、MOQは
だいたい数百~数千単位です。
例えば、スモールビジネスにとって
1アイテムで1,000個の仕入は
かなり重荷ですし、ハイリスクです。
実は、私が以前勤めていた商社では
OEMやODMで自社商品を生産する場合は
事前に見込顧客を確保する、
またはある程度売上の目途が立ってから
プロジェクトが進行します。
つまり、先にお客様や売り先を確保し、
それからOEM生産に踏み切るのです。
一旦、既製品でプレゼンをして
ニーズを確認した上で
OEMで差別化(アップグレード)した
オリジナル商品を市場に投入するという
リスクヘッジをしていました。
つまり、
====================
プレゼン(ヒアリング)→見込顧客確保
→OEM企画→生産依頼(発注)
====================
という流れになります。
オリジナル商品を作るということは
それくらい慎重に進めるべきなのです。
ところが、昨今OEM生産などで
先に商品を作ってから売り先を見つける
という逆のやり方をしているケースを
よく見かけます。
流れ的には、
====================
OEM企画→生産依頼(発注)→販路開拓
====================
となります。
これだとすぐに売上が立たないため
長期間在庫を抱えることになり、
つまり事業資金を眠らせてしまうのです。
OEMやODM生産、PBなどで
「自分だけの商品」を確保することは
誰でも簡単にできますが、
肝心の出口(売り先)を確保せずに
大量の在庫を抱えるビジネスのやり方は
相当リスクが高いということを十分理解し、
その上で経営判断が必要となります。
そこで、OEM、ODM、PBなどで
オリジナル商品を作って成功するために
必要な3つの条件を挙げてみました。
OEMやODM、PBがBESTな選択のケース
オリジナル商品を作って成功するために
必要な3つの条件:
①MOQで商品調達する資金力
②すぐに販売できる既存の販路
③販売促進のための企画・営業力
これら3つの条件が全て揃っている場合は
OEMやODMは、BESTな選択と言えるかも知れません。
逆に、3つの条件が一つでも欠けていると
かなりビジネスのリスクが高くなるため
慎重な判断が求められますね。
小資金で誰でも簡単に
(※ 実際はまとまった資金が必要)、
自分だけのオリジナル商品が作れる
と言って実際に作ったところで
誰にどうやって販売するのか
販路もなく、営業力もない状態では
大量の在庫の山を長期間に渡り
抱えることになります。
だからこそ、これからOEM生産を
考えている方は、それが本当に
自分にとってBESTな選択なのか
よく考えてみて欲しいですね。
そして、なにもOEMやODM生産、
PBだけが「自分だけの商品」を確保する
唯一の手段ではないのです。
その他の選択肢について
国内調達だと、「自分だけの商品」を確保するには
恐らくOEMやODM、PB一択になると思います。
ですが、海外からの輸入商品なら
やり方次第で「自分だけの商品」を
もっと低リスク&低コストで確保する
ことが可能です。
無理して、一気に数百個あるいは
数千個もの大量仕入をしなくても、
状況に応じて仕入れをコントロールできる。
そんな輸入ならではの
安心&安全なビジネスが
新たな選択肢として存在することを
是非知って欲しいと思います。
そこで、新たな選択肢について
もっと詳しく知りたいという方に
嬉しいお知らせです。
これから自分だけが扱える商品で
しっかりと利益を上げるための
輸入ビジネスの構築方法について
学べるセミナーを近日開催します。
また、既存のビジネスの在り方を
一度しっかり見直したいという場合も
是非ご参加ください。
輸入を事業としてしっかり育てて行きたい、
という方は、そこを是非聞きにきてください。
大手企業や貿易会社、商社だけが知っている
海外取引先としっかり信頼関係を築き
高収益な輸入ビジネスを構築する
「新たな輸入ビジネスの手法」について
ワークを通じて学べるセミナーですので
是非ご参加ください。
これから輸入物販ビジネスを始める方には
最初の入口、つまりやり方について学べる
大変貴重な機会となりますし、
既に輸入物販ビジネスを初めている方には
今よりも飛躍的に利益率をUPさせたい、
この先何十年も続けられるビジネスへと
本質的にステージアップさせたい等
今の輸入物販ビジネスを根本から見直す
大変有意義な時間となります。
有料級のコンテンツを特別無料で提供します。
ご興味ある方は是非ご参加下さい。
お申込はこちら
さらに、私のこれまで20年以上に渡り
専門商社で輸入事業に携わり、
商品企画開発やバイヤーとして
輸入ビジネスに関連して蓄積してきた
リアルな知識や経験等をまとめた
スペシャルな一冊、
2022年輸入ビジネスの最新トレンドを
分析したマニュアルが完成したので
ただいま特別無料でお届けしています。
是非受け取ってくださいね。
お申込はこちらから ↓↓↓
自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。