トレンド転換！？急激な円高で輸入ビジネスは今後どうなる？

2023年12月、いよいよトレンド転換したのか、ここ最近、急激に円高が進みましたね。輸入ビジネスでは、円高に振れると仕入価格が下がるので、これは嬉しいニュースですね。

実際、輸入ビジネスに関わる殆どの方は、為替予約ではなく、その時々のスポットでの為替レートで商品代金を決済しているため、決済時にタイミング良く円高になると、即座に仕入価格が下がって想定外の利益が得られることになります。輸入ビジネスでは円安より円高の方が利益を確保しやすくなるので、ある意味追い風が吹いていて環境的には悪くないです。

やっと、これからちゃんと利益が確保できる！とホッと胸を撫でおろしている方も沢山いらっしゃるでしょう。しかしながら、これからちゃんと利益が確保できる！と安心はしていられません。為替変動は、私たちがコントロールできない不確定要素であり、つまり「リスク」要因ということになります。

 

為替変動による新たな競争勃発！？

円高や円安にかかわらず、急激な為替レートの変動はすべて「リスク」と捉えるとすると、円高が進んでも逆に気を引き締める必要があります。しかも、このまま暫く円高トレンドが続くとなると、きっと誰かが、どこかで仕掛けてくるんです。
「円高還元セール！」が始めるのです。もちろん市場は自由競争なので、これを咎めることはできません。これまで円安でも歯を食いしばり、なんとか値上げを最小限に抑えて頑張ってきて、これからようやく円高で利益を回復できる！と思ったのも、束の間。円高・円安、結局どっちに転んでも、また新たな価格競争に巻き込まれてしまうことになるのです。

本来、円高だからといって、わざわざ値下げや還元をする必要はまったくないんですけどね…ですが、競争原理が働くのでこれはもう仕方ないのです。正直、泣けますよね…

しかも、
――――――――――――――
ボリューム（数量）＝安さ
――――――――――――――
という相関関係にあるため、多くのボリューム（数量）を扱えないスモールビジネスにとって、価格面での優位性は殆どありません。

となると、今後、輸入ビジネスで生き残るには

■■■■■■■■■■■■■■
大量に売る仕組みより
高く売る仕組み
■■■■■■■■■■■■■■

が必要になるのです。実はこれ、表現はちょっと違いますが、キングコング西野さんの書籍「夢と金」にも同じようなことが書かれていました。
西野さんの受け売りです…（笑）でも、とても本質を突いているんです。

そもそも、スモールビジネスは、安価で大量にモノを販売するよりも、少量でも高値でモノを売る方が圧倒的に効率がよく、有利です。しかも、世界には星の数ほど、高値でも売れる「価値ある」モノがまだまだ沢山あります。というより、毎日生まれています。そういった金の卵のような価値ある商品を確保して、高く売る仕組みを作ることで、円安・円高に振り回されることなく常に高い利益を確保することが可能となります。高く売る仕組みやスキルを持つことが、今後スモールビジネスが生き残りをかけて、輸入ビジネスで成功するために必要な要素なのです。

もし、金の卵の見つけ方や、高く売るための仕組みの組み立て方が分からない場合は、是非いつでもご相談ください。