信用は1日にして成らず!輸入ビジネスで信用を高める3つのツール
6月1日より「株式会社ワールドトレードプランニング」としてスタートし、はや2週間が経過しました。
法人化して、一番大変だったことは法人の銀行口座開設。正直、銀行口座なんてものは、誰でもすぐに簡単に作れるものだと高を括っていました…が、現実は厳しい。特に昨今は、マネーロンダリングを防止するため各銀行での法人口座開設の審査がめちゃくちゃ厳しくなっているのです。
実は少し前、私のクライアントが地元の取引先銀行で海外送金の手続きを依頼した際に、今まで求められたことのないような細かい書類や情報の提示を何度も何度も求められました。田舎の銀行だから、きっと海外送金に慣れていないんだな…(失礼!)なんて思っていたら、大間違いでした。今やマネーロンダリングを厳しく規制するため、そのような細かいヒアリングや事実確認といった管理体制がスタンダードになっているようです。
特に、これから輸入ビジネスで海外送金や決済が発生する場合は、早めに口座開設の準備を進めることをお勧めします。
信用は1日にして成らず!
さて、私の法人銀行口座開設に話を戻しますが、こちらもヒアリングと信用調査を経てようやく口座開設となります。と言うのも、法人口座開設にあたり会社の登記事項証明書や印鑑証明、確定申告の控え、取引先へ発行した請求書や交付した契約書など事前に様々な書類の提出が求められます。
その上で、面談となるのですが、まぁ~驚きました。銀行の担当者の方が、事前に私のウェブサイトやらブログ配信、過去の実績など隅々まで超細かくチェックして(逆に、よくこんな情報出て来たな…って、こちらが驚くレベルで)しかもプリントアウトまでして持っていらっしゃったんです。めっちゃ調べられていますよね、しかも知らないところで…(笑)
でも、それくらい徹底的に調べて、はじめて『信用』されるということなんですよね。たまに企業のホームページの会社概要に取引銀行の情報を載せているのを見ますが、これってやっぱり信用の裏付けなんでしょうね。
輸入ビジネスにおける信用とは
輸入ビジネスにおいても、同様に信用は求められます。しかも海外企業とパートナーシップを結ぶにあたり、信用・信頼関係の構築は必須のプロセスです。
例えば、あなたが海外企業に最初にアプローチする場合、恐らく相手はどんな会社か事前にかなり細かくリサ―チしますよね?創業がいつで、所在がどこで、企業規模や海外拠点の有無、提供している商品・サービス、実績など信用してOKな相手なのかどうか必ず事前に調べるハズです。逆に相手のことをなにも調べず、十分な意見交換や対話もせずに信用しちゃった…ということはまず有り得ませんよね。
そして、逆もまた然りです。海外企業も同じようにあなたが取引相手として信用できるかどうか?ということは必ず調べるか、ヒアリングしてきます。では、海外企業はあなたのことをどうやって調査していて、評価ポイントは何なのか、どうやったら信用してもらえるのか…これは気になりますよね。
そこで、輸入ビジネスにおいて信用を高めるための3つのツールについてお伝えしていきます。
輸入ビジネスで信用を高める3つのツール
それでは早速、輸入ビジネスで信用を高めるために絶対必要な3つのツールについてお伝えします。まだ整えていないのであれば、今からすぐにでも着手してくださいね。
① ホームページ
まず、相手があなたのことを詳しく知るための手段としては、ホームページです。ホームページは自分のビジネスをしっかりプレゼンテーションできる貴重なメディアです。
昨今は、ホームページを持たずにビジネスをしている方も沢山いますが、やはりSNSの情報よりも信用度は圧倒的に高いと言えます。信用を高めるためには、ホームページの開設をお勧めします。またフリーのドメインではなく、きちんと屋号の入ったドメインを取得し、ホームページを開設することが大切です。
② SNSやYouTubeなどのメディア
FacebookやInstagramなどのSNSやYouTubeといったメディアは、ビジネスのPRだけではなく、自分がどういう人物であるかを最も自由に表現できる場所です。自身のこと、家族のこと、趣味や得意なことなど、自分を深く知って貰うことで、より親しみを感じてもらい、そこから信用や信頼を得ることができます。ビジネスは人と人との交流ですから人間性を知って貰うには最高のツールです。
特に、これから輸入ビジネスの立ち上げで、まだホームページはないという方は、まずはSNSやYouTubeでの発信から自身の信用を高めて行くと良いですね。
また、SNSやYouTubeなどでは、『フォロワー数=影響力』と捉えることができます。影響力の強さも信用に直結しますのでフォロワー数で信用を数値化するのも良いですね。
③ 今までの経験や実績
海外メーカー側からすると、自社商品はとても大切な宝物です。その大切な商品を委ねる相手には、同様に商品を大切に扱って欲しいもの。つまり、変に安売りされたり、商品のコンセプトやブランドイメージを壊されたくないのです。その上で、あなたが営業活動を推進する能力を有しているかどうかが評価ポイントとなります。
つまり、あなたの経験や実績、商品に対する理解や業界の知識、既存の販路やネットワークといったものを既に持ち合わせていると一気に信用が高まります。こういった情報をまとめたプロフィールを作成して、いつでもプレゼンできるように準備しておきましょう。
ここまで信用を高めるツールについて3つお伝えしてきましたが、最も重要なことは海外企業にアプローチする前に、きちんと情報を整えておくことです。
つまり、ホームページを開設する、SNSやYouTubeで情報発信しフォロワー数を確保しておく、これまでのキャリアや経験、実績を記した自己紹介(プロフィール)を作成する。こういった事前準備が必要なワケで、それが商談の成否に直接影響します。
まさに信用は1日にして成らず!ですね。日々コツコツと積み重ねることで、信用という揺るぎない土台を築くことができます。そこにショートカットはありません。
特に国境を越えた輸入ビジネスでは、お互いに対する『信用』の積み重ねが大きくビジネスに影響します。海外企業としっかりとした信用・信頼関係をベースに揺るぎない輸入ビジネスの構築することが何より大切ですね。
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最後に、これから海外企業としっかりと信用・信頼関係をベースにした輸入ビジネスの構築を目指したい方、またステップアップしたい方に朗報です!
これまで25年以上に渡り貿易に携わってきた私自身の知識や経験から、輸入ビジネスの進め方や信頼関係の築き方、交渉・契約を成功に導くためのシークレット情報を一冊のマニュアル本にまとめています。これから新たに貿易や輸入ビジネスを始めたい、起業したい方にも分かりやすく、高利益率で楽しい輸入ビジネスを実現するための基本的なポイントを完全解説しています。今だけ、無料で限定公開中ですので、是非お早めにダウンロードして下さい。
自分だけが扱える海外商品の直接取引をコーディネートする貿易戦略コンサルタント。
中小の専門商社及び輸入車インポーターにて20年間に渡り、15ヵ国・100社以上の海外企業との交渉や売買・独占販売契約の締結、貿易実務、国際物流など海外業務全般に携わる。また、米国ラスベガスでの就労経験も持つ。
言語の壁、貿易の経験や知識不足等により海外ビジネスに積極的に取組めない中小企業が商社に頼らず、直接取引を実現するための支援サービスを提供している。
2019年4月より(公財)横浜企業経営支援財団にて横浜市企業のための国際ビジネスマッチングや海外展開も支援中。
2020年4月より(一社)Glocal Solutions Japan 認定専門家 「貿易戦略コンサルタント」として活動中。